試行錯誤を重ねて重ねて、ようやく落ち着いてきた、ジャスパーとママのホームスクール生活。ジャスパーが不登校気味になったばかりの3年生の頃は、この言葉さえ知らなかった。
フリースクールという言葉はなんとなく知っていた。学校の代わりに行くところ、くらいに思っていた。調べてみると、素敵なフリースクールはたくさんあった。ジャスパーに合いそうなところが、こんなにある!ワクワクしてさらに調べると、「素敵」にはお金がかかることを思い知らされた。
そしてある日。フリースクールを調べているうちに、ホームスクールという言葉に出会った。えっ、おうちで教えるの?私、いつも教えてるわよ。
ジャスパーの登校渋りは五月雨登校になり、別室登校になった。同伴登校の頃には親子共に疲労困憊、二人で体調を崩した。仕舞いにはなんと、母親の私にも登校拒否の身体症状が出始めた。
このままじゃダメだ…。家で教えよう。ホームスクールをやろう…。学校とジャスパーに相談をした。「学校と連携を取りながら」スタイルでいくことになった。
と、ここまでに、実に二年近くもかけてしまった。ごめんね、ジャスパー。長かったね。その間に、ママ、色々見たよ、感じたよ。学んだよ、わかったよ。
ママの一番大事な仕事は、子どもを「学校に行かせる」ことじゃない。まずは、子どもを「安心させる」ことだ。いっぱい笑えるように、美味しく食べられるように、夜良く眠れるように…。
さてさて、本当に教えられるのか。うん、まあ、いける。大丈夫。小学生の頃はなぞなぞ博士、中高生の頃は雑学マニアだった、という大昔のキャリアに基づく謎の自信を拠り所に、ロージー先生は誕生した。