Sweetbeansoup について

「ねえねえ、ママ。sweet bean soup ってなあに?」「お汁粉のこと。美味しそうでしょ~。お汁粉、知る子、ウフフ」「ダジャレだね、ママ」「寝る子は育つ。知る子も育つ。ウフフフフ」「もう寝ようよ、ママ」「ハイ、育ちましょう~」

2016年5月7日土曜日

定型外発達

「定型発達・非定型発達」、と言われるが、当事者の母であり、ズバリ当事者でもある私はこれを「定型発達・定型外発達」と言いたい。郵便みたいで、カワイイでしょ。どっちも扱ってもらえるけど、定型外は、手間とお金が定型よりちょっと余分にかかる、っていうところも似ているし。


「定型・非定型」という言葉を知るずっと前、私がデザイン学校に通い出してから、そして社会に出てからヒトビトに感じた分類は、「アート系・非アート系」だった 。

小・中・高と「普通の子」たちから「変な子」と言われ続けてきたのに、デザイン学校に入ってみたら、自分はとても「普通」だったのだ。これは驚きだった。私が通ったのは大手のデザイン学校で、無試験で入ることができたせいか、入学当初はいわゆる「普通」の「非アート系」の子もちらほら混ざっていた。

多数派の「アート系」の子に囲まれる学校生活は、それまでずっと多数派に属していた「非アート系」の子には苦痛だったと思う。言葉が通じない、空気が読めない世界。大量に出される課題のせいもあってか、初めての夏休みが終わると学校には「アート系」ばかりが残り、学年から実に数クラスが消失していた。

多数派の中に少数派として存在することは、誰にとっても大変なことなのだ、ということを経験し、目撃して、実感した。ああ、なあんだ、そういうこと。ヒトのヨノナカにも「棲み分け」があるんだ。それぞれに「居場所」はあるんだ。


学校を卒業し、いくつか職を変えた。すごく合うものも全く合わないものもあった。やっぱり、棲み分けなんだ、じゃあ、コレだ、とイラストレーターの仕事を始めてみると、とても楽しく居心地が良かった。そして、自分の「変さ」は仕事に必要不可欠なものであったことも知った。

 モノ作りの世界ではそれは「変」とは言われず、「個性」と呼ばれ、尊重される。アート系の勝負どころは、鋭敏な五感。感受性。過敏と言われ、疎まれてきた、自閉の特性そのものだ。アートを仕事として〆切を全うするには、過集中さえもが、大切な特性だった。


こんな風にヨノナカを見てきているので、ロージーママは息子のジャスパーが学校に合わなくても、不思議には思わない。

ジャスパーが自分の棲み分け適正地を見つけ、そこに無事に着地できるように、サポートできれば、いや、しよう、と思っている。